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TOPOB/OG/受講生の声>田村耕太郎代議士
卒業生と受講生の声

 

田村耕太郎氏

田村 耕太郎氏 代議士

Duke LL.M.
http://kotarotamura.net/index.php

雑誌「GQ」4月号の47ページ記事「代議士センセイの留学ランキング!」で堂々5位にランクイン!

プロフィール
1963年鳥取県生まれ。早稲田大学卒業後、山一証券入社。社費でDuke大学に留学し、1995年LL.M.取得。新日本海新聞社取締役、大阪日日新聞代表取締役社長を歴任し、2002年参議院補欠選挙鳥取選挙区で初当選。現在、参議院財政金融委員会常任委員。自民党に所属し、財政・金融・証券関係団体委員会副委員長、情報・通信関係団体委員会副委員長、青年局次長、広報本部報道局次長を努める。主な著書に『鳥取発特報 田村耕太郎論説集(新日本海新聞社刊)』がある。

主な受講講座

  • 企業委託TOEFL集中講座
  • 大学院留学カウンセリング講座

経歴を拝見しますと、改めて田村議員の国際経験の豊富さに驚かされます。平成7年以降はほぼ毎年のように、Yale・Oxford・Harvard・Whartonといった留学を志すだれもが憧れる大学で学ばれています。そもそも留学されたのはどのような理由からですか。また、なぜこれだけ多くの大学で学ばれたのですか。

留学の目的
最初の頃は、「体験と知識」の取得を目指していました。異文化の中で自分の居場所を確立し主張を発信するという訓練と位置付けました。もちろん、当時日本にはなかった技術や知識を吸収することも目的でした。よって、昔は一年以上滞在する学位取得型でした。最近の留学は「人脈つくり」に重点を移しています。日本を離れられる時間はかなり制限されていますので、今は数週間単位のエグゼクティブプログラム(以下EP)中心となっています。留学先は、指導教授や授業内容を精査し、費用や時間のコストに見合うプログラムを選んでいるつもりです。学者志向ではないので、専攻も経済、法律、行政、経営と自分の間口を広げるように幅広く選びました。また、留学場所も地域的偏向を避け、北米、欧州、アジアとバランスよく分散させました。

国会では財政金融常任委員として、大臣や4大メガバンクトップなど、日本の金融を動かす方々に質疑されていらっしゃいます。これらの方々と議論される際に、これまでの豊富なご経験は非常に有益だと思いますが、国会議員として活動を続けられてきた中で、留学されていてよかったと実感されるのはどのような時ですか。さらに、今後どのような場面で留学のご経験を活かしたいとお考えですか。

留学で得たもの
今の時代、官僚や学者が都合よく翻訳した情報だけを頼りに決断することは危険です。重要な第一次情報に接することができる語学力や人脈を得られたことが大きいです。また米国のプロフェッショナルスクールでは論理的思考法、プレゼン能力、交渉力等が鍛えられたと思います。留学中は、学生という柔軟な立場を活用し、勉強の合間を縫って、問題意識を持ち、質問を用意して、実業家、政治家、外交官、学者、ロビイストなど色んな人に会い、度胸がつき視野が広がりました。

一番は愛国心が磨かれたことだと思っています。愛国心がなければ本来の政治はやれないと思います。外国に暮らせば「自分は日本人以外の何者でもない」と思い知らされます。外から今の日本を見ると、愛着と問題意識が芽生えるはずです。日本に生まれ、この国に育ててももらった感謝の気持ちと誇りが、「こんな自分でも何とか日本のために働きたい。恩返ししたい」と自然に思う気持ちを育んでくれました。ずっと日本にいたら、愛国心と問題意識がここまで芽生えなかったと思います。

これから留学を目指す方へのアドバイスをお願いします。

後輩へのアドバイス
今の時代、留学できる人は本当に恵まれています。恵まれている人には義務があります。皆さんをここまで育てチャンスを与えてくれたのは、日本という国なのです。日本に生まれなければ皆さんがいかに優れていようと留学できる機会があったのか考えてみてください。根本的な原因に感謝できない人間は、どの世界にいっても長期的には成功しないと思います。個人的な目標や夢があるでしょうが、是非日本のために何ができるか考えて留学して欲しいです。日本人として日本という国を豊かにすることが一番皆さんの幸せに通じると思います。国際貢献するにしても、この土台がなければできません。

留学のご経験から、日本人の優れているところは何だと思われますか。また、日本人に欠けていると思われることは何ですか。それはどのように克服できますか。我々がグローバル社会を生きていく上で、どのような点に留意すべきでしょうか。

日本人の強み
日本人の素晴らしさは、日本人が自信過剰であったバブル期より、広く海外に認識されています。「LAST SAMURAI」という映画が世界中でヒットしていますが、昔は不気味がられた日本人の自己犠牲精神や集団への高い忠誠心は今や世界的に再評価されています。昔は独創性に欠ける物真似上手と思われていましたが、アニメから科学技術まで日本人の独創性は認知されています。学力が低下したといっても、数学や科学の能力はまだまだトップクラスで、留学すれば、その優越性は簡単にわかるでしょう。また、相手を思いやる気持ちや譲り合いの精神は、自己主張が激しい欧米では好感をもたれるので、友達作りに大いに生かされるでしょう。

日本人の弱み
ではなぜこんな美徳や能力を持った人間で出来上がった国が今うまくいっていないのでしょうか?それは決断力とチャレンジ精神がわれわれに欠けていることにあると思います。右肩上がりのキャッチアップ時代に、日本人は決断力とチャレンジ精神を培う機会を少なからず失ったのではないかと思います。右肩上がりの時代は過去の成功事例に固執していればよかったのではないでしょうか。日本がここまで豊かになり、世界は大競争大変化の時代に入ってきました。今や過去の成功例にしがみつくことほど危険なことはありません。変化の時代に適応できる決断力を磨くためには、数多くの失敗を経験し、そこから這い上がってくるしかないと思います。そのためにはチャレンジ精神が欠かせません。まず、「とにかくやってよう」という精神が何より大切です。もちろん、何事やるときも成功を目指すべきですが、成功を目指して失敗した経験ほど貴重なものはありません。失敗を恐れず成功することに集中して何事にも思い切って挑戦する心を養うべきだと思います。かくいう私も決断力やチャレンジ精神はまだまだ不十分なので頑張ります。

対外的にはイラク問題や北朝鮮問題、国内では金融・年金・地方分権・郵政・道路公団など、様々な懸案が山積です。今後日本はどのような国家を目指すべきだとお考えですか。特に国際協調という観点から、世界の中で日本の果たすべき役割をお伺いしたいと思います。

国家像
挑戦する人が大いに報われ、失敗に寛容な国になるべきだと思います。そして、成功した人は、チャンスを与えてくれた社会に感謝し、当たり前のように社会に恩返しするような国になって欲しいです。失敗した人にも敗者復活戦が大いに認められるべきです。頑張らない人が報われてはもとも子もありません。人々の能力が最大限活かされるような社会になって欲しいです。

 

 

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